フロリダのタンパへサッカー修行

タンパへサッカー修行

私は数年前からタンパへサッカーの修行をしに留学しています。日本でも学べることは多いですが、海外でなければ学べない厳しさがあると判断したため、思い切って海を渡りました。

私が所属している地元クラブは競争の激しいチームです。今自分が所属するチーム名の由来もタンパベイローディーズから取ったものであり、所属選手たちは全員チームに忠誠を誓っています。私は当初困惑しました。日本ではここまでクラブへの愛情を抱いたことがなかったからです。

監督は英語が拙い私に対しても容赦はしませんでした。指示された内容の練習がこなせないと、簡単に見切られてしまいました。こちらへ来る前からある程度は覚悟していましたが、正直なところここまで厳しいとは予想もしていませんでした。

タンパでサッカー修行をはじめてから数週間、練習にも慣れてついていけるようになりました。そこで感じたのがシュートの精度と個人技の未熟さです。ここの選手たちは日本の選手たちと比べて、シュートの精度が非常に高いです。日本の選手はシュートよりもパス精度が高いと言われていますが、こちらではパスはそれほど重要視されていません。なぜならみんなゴールしか狙っていないからです。味方へパスをするくらいなら自分で決める、そんな気持ちを選手全員が持っているのです。

長年日本でサッカーをしていた私としては衝撃的でした。協調性は日本より明らかに劣ります。しかしシュートへの意識はまるで違います。それもただやみくもに打つのではありません。しっかりと枠内へ収める精度を持ち合わせているのです。監督からは力まずにリラックスしてシュートを打つようにとのアドバイスを受けました。シュート精度はひたすら練習しなければ向上しないと痛感しています。

また個人技の未熟さも感じました。こちらではいくらリフティングができても意味がないのです。日本以上に試合中に使える個人技を重視されます。ボールを止める、蹴るだけではなく、ドリブルスキル、動きながらのパスのトラップ技術、フェイント技術、体の使い方など、日本では深く学べなかったスキルを叩きこまれました。

タンパへ修行に来て私は大きくスキルアップができたと感じています。それは肉体面だけではなく、精神面も同様です。日本には日本特有の良さがありますが、一方で海外の厳しさを味わうことはできません。やはり現地で実際に体験してみなければ、本当の意味で成長することはできないと思います。